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喪中のお正月の迎え方!おせちは食べて良いの?

大切な人が亡くなった年のお正月。

どのように迎えれば良いのか悩む方も多いでしょう。

年賀状は寒中見舞いに切り替え…おせちはどうすれば良いのでしょうか?

今回は喪中のお正月におせちを食べても良いのかを解説します。

喪中期間中におせち料理は食べても良いの?

故人の没後49日間は忌中、その後一年を喪中と呼びます。また、忌引き期間は故人との間柄によって以下のように変わります。

一般的に、忌引き期間が過ぎたら日常の生活に戻ることが浸透していますが、お正月は例外です。

おせち料理はお正月の祝い料理なので、喪中の時は控えます。亡くなった次のお正月は祝わないと覚えておくと分かりやすいかもしれません。

特に、めでたいことを意味する鯛や海老、紅白のかまぼこなどは避けるように気をつければ、煮物や黒豆などをお祝いとしてではなく、新年の料理として食べることはできます。

お雑煮も、お供え物の餅を避けて、普段の食事の一環として食べるのであれば問題はないようです。

配偶者 10日
血族 父母、養父母 7日
子、養子 5日
祖父母 3日
兄弟姉妹 3日
1日
伯叔父母 1日
姻族 配偶者の父母 3日
配偶者の祖父母 1日
配偶者の兄弟姉妹 1日

喪中期間中のお正月の迎え方

喪中期間におせちは食べてはいけないことが分かりました。

ここからは、さらにお正月の迎え方について深掘りしていきます。

正月飾りはしても良いの?

喪中のお正月には、正月飾りも控えるのが良いでしょう。

正月飾りは歳神様を迎え入れ、旧年を無事に過ごせたことを感謝し、新年をお祝いするためのものなので、故人の死があったときには行わないのが一般的な考え方です。

しめ縄飾りや門松は飾らないようにしましょう。

お屠蘇を元旦には飲まない

お屠蘇は無病長寿を祈って酌み交わす祝い酒なので、元旦かどうかに関わらず飲まないようにしましょう。

初詣は控えた方がいい?

初詣は喪中であっても忌明けさえしていれば、構いません。

これは、忌中の人は、まだ故人の死に近く穢れを背負っている状態なので、四十九日を迎えていない人は初詣をしてはいけないという考えによるものです。

神道では、聖域である神社に穢れが近寄ることを嫌うのです。

年越し蕎麦やお雑煮は食べても良いの?

年越し蕎麦は、神事ではなく習慣として「長寿・延命を願って」「縁が長く続くように」「一年間の苦労を切る」という願いを込められたものなので、毎年の大晦日と同じように食べても構いません。

お雑煮については先ほども説明したように、供え物の餅を避けて、普段の食事の一環として食べるのであれば問題はありません。

喪中時には重箱を使用してはダメ!

喪中時期に重箱を使うと「悲しみが重なる」という意味になりかねないので避けましょう。

祝いものじゃない料理を普通の平皿で食べるのがおすすめです。

親戚同士の集まりは控える

喪中期間には、新年の親戚同士での宴会や集まりは避けましょう。それぞれが静かに故人を思いながら過ごすことが推奨されています。

金箔が入った商品はNG!

金箔も祝いものなので喪中時期には食すことができません。

お酒やお菓子などに入っていることが多いので、購入の際は入っていないか注意しましょう。

喪中時のおせちの具材

喪中時には祝いものの鯛や海老を避けた料理が好ましいので、煮物や黒豆などがふさわしいでしょう。

自分でおせちを作る方は、調べてから作ることをおすすめしますが、最近は喪中用おせちも販売されているので、そちらの方が確実に祝いものは避けることができます。

まとめ

晴れやかなお正月と喪中期間が重なるのは誰もが避けては通れない道です。

これまで経験したことのない方も、正しい過ごし方を覚えて、喪中期間はいつもとは違う形のお正月を正しく過ごしましょう。

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